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映画「英雄の証明」の感想:SNSに翻弄される人間のもろさに心苦しくなりました

映画紹介

まずは、映画「英雄の証明」の簡単なあらすじから紹介します。

主人公ラヒムは、事業で失敗して借金を返せなかった罪で服役中の身です。
(イランでは借金が返せないと服役しないといけないんですね。シラナカッタ・・・)

そして、休暇を得て一時的に釈放されたラヒムは(服役中に外出できるのもビックリ!)、彼の恋人が拾った金貨入りのバッグを落とし主に返したことで、正直者の囚人としてマスコミに報じられます。そして、ラヒムのもとには借金返済のための寄付が集まるのですが、彼の美談が作り話ではないかとのうわさが広がり・・・・。

ひょんなことから英雄に祭り上げられた男が、SNSを介した風評によりペテン師呼ばわりされていく皮肉な物語です。ある日突然、英雄に祭り上げられ、次の瞬間、ペテン師呼ばわり。それが現代社会、そしてSNSの力ってものでしょうか。

第74回カンヌ国際映画祭グランプリを受賞したイランのファルハディ監督は、この映画で平凡な主人公ラヒムを取り巻く家族や関係者の人間模様をきめ細かに描いて、主人公が自分を守るために嘘をつき、それが嘘を呼ぶことで、真実が一層曖昧になった現代の世相を鋭くあぶり出しています。メディアやSNSに翻弄された、善とも悪ともつかない人間のもろさを描いていて、観ていて心が苦しくなりました。

終始不安げにラヒムを見つめる、吃音症の息子のまなざしも取り入れ、人間の尊厳にも触れたドラマの懐の深さはさすがカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した監督です。

豊かな感情とサスペンスが交じり合った映像世界に引き込まれずにはいられませんでした。ラヒムは特に頭が切れる主人公でなく頼りないのですが悪人にもなり切れない人間です。

だからこそ妙にリアル感があって、だからこそ、子供が巻き込まれるストーリー展開にやるせなく、じりじりとした複雑な後味が残りました。

アナタもぜひ見てみてください。きっと、考えさせられる部分もたくさんあるはずです。

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